食べ歩き walk to eat

  • 公望荘

カテゴリー:食べ歩き

こんな旨い蕎麦があったのか!ボクが50数年の人生で食べたうち、いちばんお気に入りの蕎麦を紹介します。

どんなものにも好き、嫌い、美味しい、美味しくない、etc  つまり好みの評価は人それぞれです。まずこれを前置いておきます。

山手線うぐいす谷の駅前、改札口を出るとすぐ右側にある生蕎麦「公望荘」。ここはひょんなことから数年前に知ったお店。それ依頼、東京へ出たときチャンスがある限り必ず訪れる蕎麦屋さんです。

ボクは蕎麦を食べるとき季節を問わず、ざるぞばばかり。注文した蕎麦が出てくると必ず蕎麦だけを先ず食べてみます。ご多分にもれず、ここの蕎麦は香り、風味ともによく、口に入れた瞬間それが鼻を通り抜けます。おそらく国内産の蕎麦粉を使用してると思われますが、その国内産がべら棒に高価なのです・・・まぁそれは置いといて(笑)

純粋の手打ち蕎麦なので歯ごたえはバツグンだし、麺自体、中細程度のボクがいちばん好きな太さ?というか細さ。しかも適度な粗挽きの舌触りが、またイイ! 練り具合は画像でも見れるように水をしっかり入れて入念に練りこまれたのがわかります。透き通って、しかも弾力と硬さが伝わってくる。

蕎麦粉の割合が多いほど、それに合わす汁は辛目(甘味が少ない)が良いとされています。しかし、それも食べる人の好みの違いだとボクは考えます。ここの汁は醤油っぽさが残らず、やや甘味をつけた一般受け(も)する汁。上手に蕎麦とマッチさせているところは、業界の常識に惑わされず自分のやり方を貫いているようにも思えます。

まさに職人がつくる蕎麦!何度行っても飽きず、また食べたくなります。そんな商品を作ることができるように歩きまわって日々努力するぞと奮起させてくれるお店でもあるのです。見習わんといかんですね、ハイ!

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