食べ歩きwalk to eat

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名古屋は大須の洋食屋さん キッチン トウキョウです。数年前、大須へ仕事で行ったとき偶然入ったお店だったのですが、あまりにも美味しくて気に入ってしまったので、わざわざ訪れたというわけです。

お店の中へ入ると一気に昭和の時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えるほどのレトロ感がたまらなくイイ!床は焦げ茶色の板張り、壁は白のタイル、店の灯りはすべて間接照明という落ち着いた雰囲気がボクにはお気に入りです。

画像左上はチキンガーリックステーキ。熱々の鉄板で出てくところは食べる側には嬉しい。それにガーリックソースが入った器が懐かしいですよね~子供のころ一種の憧れがあったのを思い出しました(笑)ソースをかけるともちろんジュージューと音を立て食欲をそそります。外側の皮がカリッ!肉は柔らかく上品でジューシー!そのバランスが一口また一口と絶え間なく食べてしまうほど。う~ん旨い!

画像真中はキノコのあんかけソースがかかったハンバーグ。ここはハンバーグが一番人気とのこと。その味は・・・鉄板には乗ってないけど美味しさはまさに鉄板でした!

ボクが一番気に入ったのはタンシチュー。見れば一目瞭然!厚さが2cmもあろうかというタンがものすごく柔らかいのには全く驚きの一言。ボクの言葉で言い表さなくても画像でわかってしまうのがまたスゴイ!

店員さんの丁寧且つフランクな対応で畏まらずに気持ちを緩めて食事をすることができます。隣のテーブルには若いカップル、その隣にはご老人が数人とまさに老若男女の入る店。よき昭和の雰囲気がボクらの年代には懐かしく、又若い年代には新鮮に映るのでしょうね。

数年前、偶然立ち寄った洋食屋さん。あとから知ったのですが、地元ではもちろん、遠くからでもお客が来る有名人気店だったのです。それは味だけではなく、店の雰囲気、器のセンス、店員さんの対応といろんな要因があるんですよね。

流行るお店でまた勉強をさせてもらいました。

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名鉄神宮前駅から電車で約25分。半田市の古窯庵に行ってきました。名鉄知多半田駅から徒歩で約10分。静かな街の通りに並ぶ古民家風の蕎麦屋さんです。半田市は昔から醸造が盛んで市内所々に醸造会社の跡があり、おそらくここも古い醸造屋をリフォームしたのだと思われます。

中へ入ると、想像通りのレトロ感。これがまた落ち着いたイイ雰囲気なんだなぁ~ 座敷オンリーで、靴を脱いで上がると1階はやや照明を落とした3つの部屋に分かれており、5テーブルは並ぶはずのスペースなのに3テーブルしか置いてありません。余計な人数は入れないという拘りがあるのかなと感じました。

蕎麦はもちろん国産、しかも福井県産を使用しているそうで挽きたて、打ちたて、茹でたての「三たて」に拘っており、これは蕎麦の基本なのですが、それでもなかなか出来ることではありません。又蕎麦粉も2種類に挽き分け、蕎麦の実の中ほどの白い部分と外側の黒い部分+殻が入った粉とがあります。

画像左下は「名古屋コーチンせいろ」。蕎麦の種類は実の中ほどを使っているので白っぽい麺線になっており香りは少ないのですが、そのぶん蕎麦の甘味があります。それを熱々の汁につけて食べると名古屋コーチンの上品な脂の甘味が蕎麦を引き立てるのです。どうせ汁の味や香りが蕎麦に勝ってしまうので、あえて香りの少ない方の粉にしているのでしょうね。

画像真中は、右側半分の黒っぽいのが蕎麦の実の外側+殻が入った、いわゆる挽きぐるみです。白っぽい蕎麦とはちがい、香りが強くて粗挽きのため舌触りがざらざらしますが、そこがまたイイ!ボクはこちらが好みかな。

汁は、鰹風味より醤油味が勝ったもの。蕎麦はもともと香りを楽しむものなので、しかも蕎麦粉の割合が多ければ多いほど醤油風味を勝たせて鰹風味を抑えるのです。逆に蕎麦粉の割合が少ないものは鰹風味が勝った甘めな汁が一般的に合います。

古窯庵は常滑市にもありますが、どちらもここ数年大変評判が良いです。飲食店はまず美味しいのが大前提ですが、ここは確かに仕事も接客も丁寧だし、かといって窮屈ではないし、古い建物を上手に利用しています。アイデアを活かせばまだまだチャンスはあるんだなと改めて知らされました。

値段はやや高目ですが、上手に商売をやっている一店。勉強になりますわm(_ _)m

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ボクの好きな言葉のひとつに「原点回帰」があります。これについて少し(^^;

これは・・・あさりの寿司?先日うちの母親が作ってくれた郷土料理なのですが、今また地元渥美地区でブームになっています。この時期のあさりは旬でとっても美味しいので昔からお祝い事やいろんな行事では当たり前の付き物だったのですが、近年あさりの高騰と獲れ高が減っていることもあり、又作ることもやや面倒なので、なかなかお目にかかれません。

ここ数年、地元のスーパーさんや商工会が軸となって、このあさりの押し寿司を広げていこうじゃないかと再びブームになっているというわけです。食べて、もちろん旨い!ボクらの年代にとっては古き良き時代の懐かしい味が甦ってくるんだよなぁ~

ボクは美味しいラーメン等を求めて各地を食べ歩いていますが、近頃のラーメンはスープがやたら濃くなった気がします。昔は醤油が基本となったスープですが、食べる方も美味しいものを追求しすぎるあまり、薄くあっさりした味に飽き、また自分の舌も自然に濃い味を欲しがったりしてきているのでしょう。あげくの果てにはイタリアン風だといってパスタのスープを使ったラーメンが人気だとか・・・だったら初めからスパゲティを食っとけって話しですよねww

ラーメン屋さんは独自のスープをつくり、それを主張したくて、そのスープに合った麺を選びます。つまり殆どのラーメン屋さんはスープ屋さんなのですね。現代のラーメンスープの種類は飽和状態といっても過言ではありません。今一度原点回帰して鶏ガラの香りがしっかりついた懐かしい醤油スープが受ける時代にきてるのではないかとボクは考えます。

話しは反れましたが(笑)渥美の郷土料理である「あさりの押し寿司」。そういう意味では昔懐かしい味が今一度見直されている一品なのです。

現代は何事においても「原点回帰」の時期にきているのかもしれません。

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免々田川の河津桜が咲きました!今日3月12日現在の画像ですが、福江保育園の横は6~7分咲きとなっています。菜の花もますます黄色が濃くなり桜の花とのコントラストが綺麗ですよ。

川をまたぐようにコイノボリが気持ちよさそうに泳いでます。これもまた風情がありますよねww

陽気に誘われて、お年寄りのご夫婦が一緒に歩いていたりで、見るからにほのぼのします。春を味わいに渥美半島の免々田川に一度足を運んでみてはいかがですか(^^)

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寒い寒いと思ってたら、気がつけばもう3月!冬は嫌いなボクですが3月、4月は一年でいちばん好きな季節なんです。

春といえば桜。画像は旧渥美地区を流れる免々田川(めめだがわ)の河津桜です。ここ7~8年地元の各団体がボランティアで植えた結果、何とかここまで育ちました。しかし今年の冬は特に寒さがきつかったようで桜の開花が遅れてしまい、画像は昨年3月初めのもの。

現在はまだ一分咲きですが、菜の花はとっても綺麗に咲いています。この桜並木もあと5~6年経てば菜の花とのバランスもとれて、もっと立派なものになるはず。この小道をたくさんの人が楽しそうに散歩する姿が目に浮かぶようです。

春はもうすぐそこまで来ています(^^)

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これぞ名古屋名物「ひつまぶし」。そう、ここは熱田神宮横にある蓬莱軒です。元祖ひつまぶしの老舗。芸能人が名古屋へ仕事に来ると必ず一度は寄ると聞きます。ボクはだのうどん屋ですが(笑)行ってきましたw

落ち着きのある店内は夕方ともあって、すでに多くのお客で賑わっていました。ひつまぶしとは?うな丼と同じなのですが、見た目うなぎが細かく刻まれた状態で御飯の上に乗っています。刻んでなければ、ただのうな丼なんですけどね(*≧m≦*)ププッ

その、ひつまぶしですが一食目はそのまま小鉢へとり、刻み海苔とネギをちょこっとふりかけて食べます。二食目、今度は専用の出し汁を小鉢に注ぎ、お茶漬けとして頂きます。ワサビが効いてこれがまたマイウ~。ボクはほとんどお茶漬けで食べました。だって普通に食べたら、ただのうな丼ですもん(笑)

時は平日夕方、それにしてもお客の数が多い。さすが老舗ですね。長年ここまでお客を集め続ける理由が少しわかりました。

刻んであるからこそ「ひつまぶし」。同じ食べ物でも違う食べ方の提案をしてあげるだけで、お客は感動もする。勉強になりましたm(_ _)m

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先日仕事中、太平洋側赤羽根を車で走行中に気になる喫茶店を見つけました。普段一人で喫茶店にまず入らないのですが何故かふらふらと。外にテラスがある外観はハワイのノースショア辺りにぽつんとたたずむ雰囲気。ただ現実は真冬ですが(笑)

中へ入ると、そこは全体に木を基調とした造りになっており以外と広くて落ち着きがある。ボクみたいなおじさんが1人でも大丈夫だ。経営は年配のお母さんと娘さん?であろう2人でやっているようでした。

乾いた空気のハワイとは当然違うが、しかしそこにいるような錯覚に駆られ、注文したパンケーキとコーヒー。それらを口にした瞬間 eggs’n things を思い出した!

普通のパンケーキとコーヒーなのだが、自分の感覚次第で味はどうにでも変わるものなんですね。きっと夏にはサーファーで賑やかなんだろうなぁ。渥美半島にもこんなにイイ喫茶店があったとはボクにとって大発見でした。

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渥美半島は田原市赤羽根、国道42号線沿いにある料理屋「鈴木屋」です。前日、地元TVで紹介されたのを見てボクも出動!実はここ、以前からTV等で何度も紹介されてる地元では有名店なのです。

何が有名かというと、画像を見れば一目瞭然。ちりめんを使った数々の料理。渥美半島周辺では、ちりめん(いわしの稚魚)が昔からたくさん獲れ、新鮮なうちに食べることができるのです。

この日は日曜日ともあって午後1時半すぎでも、まだたくさんのお客が入り口で待っていました。ボクらは約30分待ち、奥の座敷へ通されました。そこから15分ほどで品物が出てきたものの、ボクの注文した「釜じゃこ定食」はお盆の上にタイマーが?? 店員さん曰く「このタイマーが鳴ったら食べてくださいね」とのこと・・・22分ほど(笑)

待ちに待った釜じゃこ飯。ちりめんがふんだんに乗っており、油揚げも適度に味が染み込んでいる。22分も待ったのだから美味しくないわけがない(笑)想像どおりの味でした。それに、ちりめんの茶碗蒸しもオシャレではないか。上の部分はあんかけ状になって何とも上品。もちろんマイウ!これで1050円はゼッタイお得である。

下の画像は「生ちりめんの卵とじ丼」900円。味は見てのとおり!言わずともわかりますよね。新鮮なちりめんは、ほくほくした食感を保ったまま卵とじとの相性はピッタリなのです。

流行ってるお店は、それなりの理由があるんですね。ここ鈴木屋さんも工夫を凝らして日々精進されています。この日、ますます刺激をもらったボクでありましたm(_ _)m

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蒲郡は竹島水族館ちかくにある「手打ちうどんのやをよし」を紹介します。以前から評判を聞いてたいたものの、なかなか行くことができず、やっと実現したというわけです。ここは明治36年創業という、みうらや製麺よりはるかに大先輩のお店。夜7時半だというのにボクらの他にもまぁまぁの数の客がいました。夜の個人店でそれだけ入るというのはさすがですね。

画像は上から「釜揚げうどん」、「ざるうどん」、「鴨南蛮うどん」です。2人で入ったのに3品とはいかがなものか?まぁいつものようにボクは2つ食べましたが・・・何か文句でも?(笑)

ここは注文をもらってから茹でているようで、品物が出てくるまで待つこと約20分。やや柔らか目に茹だった中細うどんは予想どおりの食感。讃岐うどんとは対照的な食感なので客層もやや中高年が目立ちました。麺類の硬さというのは、うどんもラーメンもほとんどの人がコシの強いのものを好みますが5人に1人くらいは柔らか目が好きみたいですね。

例えば、香川の讃岐うどんはコシが強い。強くなきゃうどんじゃないと言います。そうかと思えば伊勢うどんは超柔らか。三重の人は柔らかく茹でてないと、うどんじゃないと言います。ところ変われば好みも変わるというわけ。調べてみると非常に面白いですね。

ところで、ここ「やをよし」のうどんですが、さすが老舗人気店。味は画像を見てのとおりです!小麦粉も鰹節も汁も拘っています。小麦粉は地元蒲郡の金トビ志賀製粉のもの。二昼夜かけて練りと熟成を繰り返し手打ちをしたうどん。鰹節は土佐清水産だけのもの。醤油は愛知県内醸造所の溜りをオリジナルブレンドしたものを汁にしているそうです。それに器も洒落てますよね~

この厳しい時代に、しっかりとした拘りをもってやってるお店はさすがに強いですね。明治の時代から長年続く理由がわかったような気がします。改めて痛感すると同時に勉強になりました。まぁごちゃごちゃ書くより「百聞は一食に如かず」のお店です!(^^)

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2月も中旬に入ってくると、さすがにド寒いなぁ~ そんなド寒い中、渥美地区を流れる免々田川(めめだがわ)沿いには河津桜のつぼみが膨らみ始めている。今月の下旬には綺麗な花が見られそうだ。

先日、仕事で豊川市のそんなに深くない山間を車で走行中、野猿を見つけた。海辺に住むボクにとっては珍しかったので思わず撮ってというわけ。もともと動物が好きなのでしばらく見ていたのだが何故か飽きない。それどころか、この厳しい自然の中に住む猿が頼もしく思えた。寒くても暖房器具はなく、暑くても冷房器具はない。辛くても悩みがあっても愚痴を零すこともない。

人間の祖先といわれる猿。あらゆる方面で現代人も猿を見習って今一度初心に戻らんといかんなぁと、自分なりに思う。明日からの頑張りに意欲をもらった一瞬だった。

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